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- 建物DATA
- 2023年 鶴居村
- 用途:専用住宅
- 規模:112.20㎡(33.94坪)
- 設計趣旨
豊かな自然環境で知られる道東のまち鶴居村に計画した家族三人が暮らすための住宅。敷地はそんな豊かな風景をひとり占めするかのような恵まれたロケーションの中にありました。何度も敷地を訪れ時間帯の違う敷地の表情を見た時に、こうした時間や景色の移ろいを暮らしの中に切り取り、取り込む。建物の中にいても豊かな自然の中にいるような住宅がこの場所には合っているように感じました。
リビングには室内がそのまま外に伸びてゆくような、外がそのまま室内に入ってゆくような床から天井までの大きな窓を。家族が読書や仕事をしに集まる二階には南と西に遠くを見通せる窓を。居場所に開けた窓は日々の暮らしや家族のストーリーの節目をその時々の風景で彩ります。
深く出した軒の下の縁側に腰かけて、日陰から丘陵を走る風を感じる。
読書が終わりふと窓に目をやると紅葉の木々の向こうに夕陽が沈んでいく。
暖かい食卓の向こうでは、どこまでもつづく雪原にしずかに雪が降る。
そうした一枚絵のような風景と共にある、豊かな住宅になりました。
(文:齋藤)







最大3メートルの天井を勾配なりに下げていき、同材質の軒天まで天井がのびてゆくように。室内が縁側のある外部まで拡張されるようなつくりで大きな開放感を得る。





奥行を深くとり、壁側に物を置いても手前には十分な作業スペースを確保。






